2013年11月7日
【執筆者:事務局 小林】
皆さま、こんにちは!
国の「子ども・子育て会議」でも取り上げられ、注目が高まっている「小規模保育」。
このたび、この「小規模保育」導入に関する行政関係者、議員向けの勉強会を開催しました。
事前の問い合わせも多く、当日も会場の収容ギリギリの人が詰めかけ、
関心の高さが伺えました。
プログラム第一弾は内閣府の長田参事官によるプレゼン。
「子ども・子育て支援新制度における小規模保育事業について」というテーマでお話しいただきました。
多様な形態から小規模保育への移行に関して多くの行政関係、議員の方が疑問を抱いています。
そうした中、長田参事官が移行に際しての可能性、A、B、C型の類型について説明するなど、
移行プロセスの詳細が示されました。
内閣府の方に疑問を投げかけ、回答を直接得られる機会はそうそうあるものではありません。
質疑応答の時間では小規模保育所を起業したい方や区議会議員の方など、多くの方が積極的に手を上げていました。
質問の一つとしてあがった連携保育所についても自治体の仲介義務について回答いただきました。
また、参事官による保育のカテゴリー分けの説明ではホワイトボードの図説と共に参加者の理解がより深まったようでした。
続いて、弊会理事 友澤のプレゼンでは、志ある運営をしている小規模保育園の実例を写真と共に紹介。
障がいあるお子さんの入園では親御さんの受容でもそのプロセスに共に寄り添い、時間をかけて対応したという
ケースなど、小規模保育ならではの事例をいくつか取り上げました。
その後のワークショップでは各テーブル5-7人程度が1グループとしてそれぞれ分かれ、
「小規模保育導入に向けてのこれから」を各自が考え、まとめる作業を開始。
地元の課題や注力ポイントをあぶり出す作業に参加者は活発に議論、意見交換していました。
同時に弊会理事や長田参事官が場内を巡回、参加者からの質問に直接回答するという形式をとり、
課題がより明確に、そしてディスカッション内容がより深まるように工夫を凝らしました。