内閣府「子ども・子育て会議(第45回)」にて全国小規模保育協議会による提言「子どもが0人の時に保育士を2人置かないといけないルールの廃止を」を受け、令和元年12月20日に取りまとめられた「子ども・子育て支援新制度施行後5年の見直しに係る対応方針」において、『保育士等の業務負担軽減等による働き方改革については、子どもが全員帰宅した後の取扱いに関し、「市町村や保護者から連絡があった場合に備えて確実な連絡手段や体制が確保されていること」など連絡体制の確保措置を要件にしたうえで、そうした時間については保育士がいなくても可とすることを明確化すべきである』との方針が示されました。
上記を踏まえ、保育所等における利用乳幼児がいない時間帯の保育士配置の考え方について明確化する通知が厚生労働省から発出されましたのでご報告いたします。
【通知】保育所等における利用乳幼児がいない時間帯の保育士配置の考え方について(一部抜粋)
保育所等において、開所時間中に、全ての利用乳幼児が帰宅するなどにより利用乳幼児のいない時間帯が生じた場合にあっては、保育士の配置を求めないこととすることも差し支えない。ただし、この場合においても、突発的な事由により、自治体又は保護者から保育所に対して至急連絡を取る必要が生じた際に、少なくとも保育所等の開所時間内においては、随時円滑に施設管理者への連絡を取れる体制を確保すること。
本件は、東京支部に発案いただき、全国小規模保育協議会として提言を推進いたしました。
会員の皆さまの小規模保育事業所が所在する自治体において、利用乳幼児がいない時間帯においても保育士等を必置とするルールの場合、今後可能となるかどうかは通知をもって所在の自治体へ確認をお願いいたします。
「子どもが0人の時に保育士を2人置かないといけないルールの廃止を」提言内容はこちら