2019年12月9日
東海連絡会 大山です。2019年11月10日(日)に開催された、東海連絡会の講演会についてご報告させて頂きます。
みらい子育て全国ネットワーク(miraco)副代表の井上竜太氏をお迎えして「保護者から見た小規模保育って?」という題材でお話をして頂きました。
miracoさんの始まりは、2017年1月。40年解決してこなかった待機児童問題を私たちの世代で解決したい。そんな思いで子育て中のパパ・ママが集い「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」を立ち上げました。
子育て当事者と集い、話し、発信し、政策決定者である国会議員や行政との直接対話を重ねる中で
・子育てしやすい社会・文化をつくりたい。
・私たち一人一人が生き方を自由に選択し、尊重される社会をめざしたい。
このような考えに至り、「みらい子育て全国ネットワーク(miraco)」へ生まれ変わり様々な活動をしていらっしゃいます。お話して頂いた井上氏にも3人のお子さんがいらっしゃり、お子さんの保活に苦労された経験をお持ちでした。
miracoさんが集計された「お子さんが通う保育園に対する思い」に関するアンケートについて興味深く伺いました。コメント内容の内訳で見ると、ポジティブな意見では「保育者(への感謝)」が9割近くに上り、ネガティブな意見では、「保育者(離職の多さ、業務負荷、経験・スキル不足)」が5割を占め、その他、 運営母体、自治体の対応への不満が寄せられたのだとか。
保育者へのアンケートでは、保育の仕事の重要性を踏まえ、処遇改善を図り、保育の質を上げ られる状況にしてほしい、という悲痛な訴えが寄せられたとのことです。「愚痴っていても何も変わらない、発信していくことが大切」というお話に、参加者の皆さんも共感していらっしゃいました。
講演会の後はグループワークを行いました。
それぞれの園のお困りごとを付箋に書き出し、意見交換を行いました。
総括は井上氏に行って頂きました。各園の課題を認識し様々な意見を伺うことで新たな視点を得られる貴重な時間になりました。
懇親会は名古屋名物ひつまぶしのお店へ!
リラックスした雰囲気の中で、悩みごとやお困りごとなどを話し合える有意義な場となりました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。