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2016.12.19


【報告】要望に応え追加開催『第3弾! なるほど!現場拝見小規模保育園巡り♪(東京編)』

2016年12月19日

今年も受付開始後、数日で満員御礼となった小規模保育園施設見学会《なるほど!現場拝見!小規模保育園巡り》。
満席後も「申し込みできませんか?」という嬉しい問い合わせをいただき、その要望に応えるため、急遽追加で見学会のイベントを開催しました。

電車から積雪した富士山も望める晴天の12月2日(金)。
横浜と同時開催で、東京編の見学会も東京の辰巳(たつみ)駅から9:30にスタートしました。
NPO法人フローレンスが運営する東京の「おうち保育園」3園を回ります。

◎1園目「おうち保育園 しののめ」(東京都江東区)

集合場所の辰巳(たつみ)駅には、「小規模保育の施設をこの目で見よう!」という熱い思いの方々が、岩手、埼玉、千葉、東京から総勢8名集まりました。参加者は、すでに小規模認可保育園を開設されている方、小規模認可以外の保育を運営されている方、小規模認可を知りたいという方など様々でした。

簡単な参加者の自己紹介とスタッフ紹介、見学会についての説明の後、出発!
辰巳駅を出て、東雲(しののめ)運河を横切る橋を渡ります。
川を渡る風に吹かれ、前方にそびえる40階を超えるタワーマンション群に「すごい~」と驚きつつ、住環境を眺めながら園へと歩いて行きます。

1園目は、UR賃貸住宅の公団の2階にある「おうち保育園 しののめ」。
園児は、朝の集まりを終え、お散歩へと出かけるところでした。
参加者は、園児のお出かけとぶつからないよう外廊下につながるベランダ側から園に入り、園児が出かけるまでベランダから入ったすぐの部屋で待ちました。

園長から園の概要説明を受け、園児が出発した後、各部屋を写真撮影したり、園長に質問したりしながら施設見学をしました。
切ったペットボトルを蛇口に付け、園児が手を洗いやすくした洗面所など、園での工夫に驚きの声が漏れていました。

◎2園目「おうち保育園 とよす」(東京都江東区)

「おうち保育園 しののめ」見学後、徒歩で15分ほど先にある「おうち保育園 とよす」に移動しました。参加者がそれぞれ話をしたり、「おうち保育園 とよす」の連携園や良く利用する児童館などを道々見ながらゆっくり歩いて移動しました。

おうち保育園 とよす」は、豊洲駅から徒歩9分。近代的な都市と江戸下町の伝統を合わせ持つ豊洲にUR都市機構が運営している「豊洲四丁目団地」の1階にあります。
園児がお散歩中だったこともあり、参加者は、施設内で狭いながらも工夫している様子をじっくりと見学しました。

3園の中では、一番コンパクトで住居を利用した雰囲気が味わえる園ですが、道路を挟んで5mほど先にある別の部屋に園の事務所を構えています。

「おうち保育園 とよす」の見学後は、園の事務所に移動し、温かいお茶を飲みながら、NPO法人フローレンス元小規模保育事業部マネージャー、中村ディレクターの説明を聞きました。中村からは、パワーポイントの資料をプロジェクターに投影しながら、小規模保育の課題とNPO法人フローレンスが運営するおうち保育園立ち上げ経緯と現状の説明がありました。
採用や園長などの研修などについて、参加者と質疑応答を重ね中身の濃いやりとりが交わされました。

中村の説明後は、お昼のお弁当を食べながら、とよす園の園長への質問の時間となりました。
参加者に事前にいただいた質問シートを元に、とよす園の園長が現場ならではの具体的な回答をしました。園長からの回答に対して、参加者から新たな質問が上がり、質問が途切れることがありませんでした。

◎3園目「おうち保育園 門前仲町」(東京都江東区)

お昼をいただいた後、「おうち保育園 門前仲町」に移動しました。
「おうち保育園 とよす」からタクシー3台で移動し、埋立地の豊洲から町中の門前仲町に移りました。

門前仲町駅から徒歩8分の「おうち保育園 門前仲町」では、お昼寝中の時間だったため、静かに園の玄関に入り、園長の話を聞きました。

コットで寝入る子どもたちの様子やお昼休憩中のスタッフが小声ながらも楽しく歓談している様子を見学しました。

子ども用の棚などのリフォームについての質問や、棚にある子どものオムツなどが出されてしまい名前がないときの探し方など、どこの保育園でも共通のやり方に見学者が納得する様子が見られました。

◎振り返り

「おうち保育園 門前仲町」見学後は、園から5分ほど歩いた門前仲町駅近くの会議室に場所を移し、お菓子と挽きたてのコーヒーを飲みながら、今回の見学会について、参加者の方同士振り返りを行いました。

「園長のやる気がすばらしい」「質問に丁寧に答えていただけた」「研修が大事だとわかった」「実際の現場を見ることができて参考になった」など、参加者の方は、どなたも見学会でそれぞれの学びを持ち帰ることが出来ました。

準備期間が1ヶ月ほどだったため、不行き届きな点があったかと思いますが、「すでに満席になっていた見学会に参加できて良かった」との声もいただき、好評のうちにお開きとなりました。

事務局の人数は限られているのですが、今後も皆様のお力もお借りしながら、皆様のご期待に応えていけるよう努めていきます。