こんにちは。東京チャプターメンバーのNPO法人フローレンス中村です。
2022年12月末に、令和5年度の国の予算案が発表されました。予算案の発表を受けて、2023年1月10日の東京チャプター定例会にて、保育関連予算の勉強会を実施しました。
ファシリテーターは、東京チャプター長の齋藤祐善さん、ちゃのま保育園・宮村柚衣さん、ゲストスピーカーとして、NPO法人フローレンスで政策提言を行っている岡野優華さんを招き、トークセッション形式で進行、活発な議論が交わされました。
今回は、広く「オンライン勉強会」として告知したため、東京エリア以外、全国の会員さんにもご参加いただき、50名を超える盛会となりました!!
今回の予算には、全国小規模保育協議会が提言してきた「みんなの保育園」構想が「保育所の空き定員等を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業【新規】」として盛り込まれました。
他にも、第2次補正予算で組み込まれた「出産・子育て応援交付金」の、伴走型相談支援に関しては、地域で子育て家庭を手厚く支援している小規模保育所にできることが多くありそう、との発言も。
待機児童解消が目前となり、今こそ保育所のあり方を考え直す時期です。全国小規模保育協議会では、今年度の総会で「地域おやこ園」の考え方を打ち出し、「あたらしい保育イニシアチブ」のイベント等で、ポスト待機児童時代の保育園の役割を考えてきました。会員自らが、自分の運営する施設で「地域おやこ園」として何ができるかを考え、実践し、その成果を発信していくことが必要です。
今回、国の予算案を紐解くことで、これから保育園が進むべき方向性や、事業のヒントが見つかるように感じました。
お忙しい中ご参加くださった会員のみなさま、ありがとうございました。
文責:全国小規模保育協議会事務局 中村