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2017.02.02


【報告】協議会の会員も協力!調査結果一部公表「保育の「質」は子どもの発達に影響するのか」

2017年2月2日

協議会の会員が協力した慶應義塾大学の藤澤啓子・中室牧子両准教授の研究調査プロジェクトの調査結果の一部がRIETI(経済産業研究所)よりDisucussion Paperとして公表されました!

中室先生調査結果RIETI_w700


中室牧子先生は、「「学力」の経済学」などで教育の効果を、科学的根拠から解き明かした本を著しています。

RIETI(経済産業研究所) Disucussion Paper
「保育の「質」は子どもの発達に影響するのか
 ―小規模保育園と中規模保育園の比較から―」
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/17010007.html
執筆者 藤澤 啓子 (慶應義塾大学)/中室 牧子 (慶應義塾大学)
研究プロジェクト 医療・教育の質の計測とその決定要因に関する分析

こちらの調査では、次のよう結果が示されています。

・全般的には小規模保育園の方が中規模保育園よりも保育環境の質が良好であることが示された。

保育環境の良さと担当保育士の保育士歴の長さは、1歳児学年末における子どもの発育状況に有意な正の関連をすることが示された。

・保育園の規模や子ども対保育士比、担当保育士の保育士資格取得に至る学歴は、子どもの発育状況と有意な関連は認められなかった。

・本研究の結果は、「良質な保育が子どもの適応的な発達と関連する」という海外の研究成果と一致する。

小規模保育について、また、ひとつエビデンスを提示することができるようになりました。是非、ご一読ください。