2016年12月16日
小規模保育施設の現場をみたい。知りたい。という声に応える「貸切バスで巡る小規模保育園見学会」。晴天の中12/2(金)に第三弾を開催しました。
長崎、京都、静岡など遠方の方も含めて18名の方が参加されました。参加される方は、小規模保育園を開園されている方、来年度開園予定の方、また、これから開園を目指す方など様々でした。
◎1、2園目「はぐ@ねすと」「ネストぽぽ」(横浜市瀬谷区)
NPO法人さくらんぼが運営する「はぐ@ねすと」「ネストぽぽ」では、伊藤理事が保育室を案内しながら参加者の質問に答えました。
「はぐ@ねすと」ではマンションの2世帯のベランダ部分をウッドデッキでつなげ広さを確保するという工夫も見られました。
「ネストぽぽ」は、横浜保育室から小規模保育事業に移行した施設です。保育園前に園庭があるのが特徴です。
みなさん、給食室や部屋の作りなどを熱心に見学されていました。
伊藤理事から法人の紹介や施設について説明を聞きました。今後の小規模保育で生き残るには選ばれる施設になることが大切と話していたことが印象的でした。
そして質問タイムでは、第三者評価や法人税についてなど具体的な質問も出て、参加者同士情報を共有していました。
◎3園目は「ぽかぽか保育園」(横浜市南区)
NPO法人WooMoo(うーも)が運営する「ぽかぽか保育園」は、商用施設(米屋だった物件)を改装した、助産院が母体の保育園です。
母乳育児での社会復帰を積極的に支援しています。ちょうど、午睡の時間の訪問でした。今日の給食を取っておいてもらい参加者に食事の量や実際の盛り付けの仕方なども見ていただきました。
お昼は、運営母体のみやした助産院に移動して、ランチを取りながら参加者の交流時間です。
まずは、宮下理事(みやした助産院院長)の小規模保育園と助産院の連携・産前からの支援・助産師と保育士の協働や母子支援・母乳育児などの話をスライドを見ながら聞きました。
宮下理事への質問タイム、その後は全員で自己紹介、助産院の身体に優しい食事、なんとおやつ付き!みんなで昼食を頂きながらのゆったりとした時間でした・・・☆
助産院のメニューは、乳製品と卵を使っていないのに種類豊富でとってもおいしいんです!
バイキング形式でこれは美味しい~!とみんなでワイワイしながら、初対面の参加者同士でも会話が弾み、賑やかなひとときとなりました。柿ドレッシングで味付けした切り干し大根サラダが大好評でした!
◎4、5園目 「大場りとるピッピ」「りとるピッピ」(横浜市青葉区)
NPO法人ピッピ・親子サポートネットが運営する「大場りとるピッピ」は、デイサービスさくら(介護保険事業)と共に一軒家の中で併設されています。木のにおいがいっぱいの素敵な一軒家で、真ん中の部屋には大きなテーブルもあり、そこでは「サロン&まちの台所」として、地域に開かれたプログラムや催し物が行われています。
友澤理事から、スライドを使って日々の様子の紹介がありました。デイサービスの利用者と園児の交流がとても微笑ましかったです。法人内の事業の説明や施設の特徴の話もありました。
「りとるピッピ」では、マンションの2世帯を壁の工事でつなげています。子ども達の元気で可愛い声が響いていました♪
◎振り返り
最後は1日の振り返りタイム。参加者が一人ずつ感想を話し、参加者からの質問には、友澤理事が答えていきました。
参加者からは、「各施設の特徴がよくわかった。」「母乳育児や親支援の大切さを改めて考えられた」「自分たちが小規模保育の価値を上げていくことが大事なんだ」「悩みが解決できた」「子どものことを一番に考えるという原点にかえることができた」などの感想が寄せられました。
恒例の見学会!!NPO法人運営の小規模保育園とひとことで言っても様々で、それぞれの特長をリアルに見ることができるよい機会だったのではないでしょうか。
ご参加の皆さま、ありがとうございました!!