【お知らせ】沖縄連絡会 3/10(日) 発会イベント開催
2018年2月27日
今春、全国的にも小規模認可の施設数の多い沖縄県にて、連絡会が発会することとなりました!
発会を記念し、代表の駒崎の講演会を開催致します。
右座席:会長 當間常雄様(たくし保育園/浦添市/正会員)左座席:副会長 湾野政弥様(キュート・チャイルド・ケア/宜野湾市/正会員)左立①:事務局長 稲泉誠様(たくし保育園/dreammondayfamily/ 賛助会員予定)
左立②:会計 上原中様(はなまる保育園/那覇市在/正会員予定)
左立③:発起人 當間良美様(さつき保育園/浦添市在/正会員予定)左立④:発起人 上原寿美子様(サウンドキッズ保育園/浦添市在/正会員予定) 2月20日の沖縄タイムスにも、発会の記事が掲載されました。
普段なかなかお会いできない沖縄県や九州の小規模保育関係者の皆さま、これから小規模保育をたちあげたい、興味がある方、ぜひ一緒に小規模保育についてお話しましょう!
<概要>
「全国小規模保育協議会・沖縄連絡会発会シンポジウム」
3 月 10 日(土) / 参加費:無料
開催場所:琉球放送会館(RBC) 沖縄県那覇市久茂地2-3-1
・12:15 開場受付開始
・13:00~14:00 代表理事駒崎弘樹 基調講演
・14:10~15:30 パネルディスカッション
※事前申し込み受付が必須になります。
下の連絡先まで、メールにてお申し込みをお願いします。
沖縄連絡会準備室 担当 稲泉
m.inaizumi@outlook.jp / 090-3014-2146
<連絡会発足の背景>
協議会が活動を開始して6年、子ども子育て支援制度のスタートから3年が経過します。全国的に施設数が増え、待機児童対策の一つの柱として期待される中、「3歳以降の受け皿問題」など、地域ごとの政策提言も重要度を増してきました。
各地域の活動をさらに後押しすべく、仙台支部の立ち上げや、その前身となる連絡会の発足を支援。関西連絡会や横浜連絡会、東京連絡会、と各地域で繋がりがうまれ、行動をおこす仲間が増えています。
【4/8(日) 研修お知らせ】汐見先生と語る小規模保育の魅力と可能性
2018年2月27日
きたる4月8日(日)午後、大阪にて、汐見先生をお招きし、研修を開催致します!
<研修会概要>
日時:2018年4月8日(日) 受付12:15〜/開始13:00~
場所:梅田スカイビル会議室22階 E
会費:全国小規模保育協議会 会員 2,000円/非会員 3,500円
【午前の部】10時~ 関西連絡会の活動紹介
【午後の部】13時~ 汐見先生ご講演
15時半~ 茶話会(グループ別)
先着順にて以下のイベントページよりお早めにお申し込みください。
※申し込みには、Peatix(ピーティックス)のチケット販売システムを使用しています。
そのため、チケット購入時には、Peatixのアカウントが必要となります。
【お問い合わせ】
全国小規模保育協議会 関西連絡会 0120-47-8841(木内)
【報告】『第4弾! なるほど!現場拝見!小規模保育園巡り♪(横浜編)』
2018年1月9日
小規模保育施設の現場をみたい。知りたい。という声に応える「小規模保育園見学会@横浜編」。晴天の中12/1(金)に第四弾を開催しました。
岡山、岐阜、愛知など遠方の方や、昨年にお世話になりました慶応義塾大学の藤澤先生にも参加していただき、17人で5園を巡りました。参加された方は、小規模保育園を開園されている方、今後開園予定の方です。新横浜駅から出発!!
◎1、2園目「ネストぽぽ」「ネストうーたん」(横浜市瀬谷区)
NPO法人さくらんぼが運営する「ネストぽぽ」「ネストうーたん」
両園とも、横浜保育室から小規模保育事業に移行した施設です。
「ネストぽぽ」は保育園前に園庭があるのが特徴です。給食室や部屋の作りなどを熱心に見学されていました。
「ネストうーたん」は今年度横浜保育室から小規模保育事業に移行した施設です。ネストぽぽの徒歩1分のところにあるので、たくさん交流保育をしています。この日もリトミックを一緒に楽しんでいました♪
◎3園目は「ぽかぽか保育園」(横浜市南区)
NPO法人WooMoo(うーも)が運営する「ぽかぽか保育園」は、商用施設(米屋だった物件)を改装した、助産院が母体の保育園です。
母乳育児での社会復帰を積極的に支援しています。ちょうど、給食時間の訪問でした。今日の給食を取っておいて参加者に食事の量や実際の盛り付けの仕方なども見ていただきました。
お昼は、運営母体のみやした助産院に移動して、ランチを取りながら参加者の交流時間です。まずは、宮下理事(みやした助産院院長)の小規模保育園と助産院の連携・産前からの支援・助産師と保育士の協働や母子支援・母乳育児などの話をスライドを見ながら聞きました。
宮下理事への質問タイム、その後は全員で自己紹介、助産院の身体に優しい食事.
みんなで昼食を頂きながらのゆったりとした時間でした・・・☆
助産院のメニューは、乳製品と卵を使っていないのに種類豊富でとってもおいしいんです!なんと、デザート付き♡
みんなでおしゃべりしながら、初対面の参加者同士でも会話が弾み、賑やかなひとときとなりました。
◎4、5園目 「大場りとるピッピ」「りとるピッピ」(横浜市青葉区)
NPO法人ピッピ・親子サポートネットが運営する「大場りとるピッピ」(わたせハウス)は、デイサービスさくら(介護保険事業)と共に一軒家の中で併設されています。ヒノキのにおいがする素敵な一軒家で、真ん中の部屋には大きなテーブルもあり、そこでは「サロン&まちの台所」は、地域に開かれたプログラムや催し物が行われています。6人の小規模保育施設が一体となっている素敵な一軒家です。
友澤理事から、スライドを使って日々の様子の紹介がありました。デイサービスの利用者と園児の交流が自然にできいることが特徴です。法人内の事業の説明や施設の特徴の話もありました。
「りとるピッピ」では、マンションの2世帯を壁の工事でつなげているマンション内の小規模施設です。(写真は二つの部屋が繋がっているところ※1)子ども達の元気で可愛い声が響いていました♪
◎振り返り
最後は1日の振り返りタイム。参加者が一人ずつ感想を話し、参加者からの質問には、友澤理事が答えていきました。
参加者からは、「各施設の特徴がよくわかった。」「母乳育児や親支援の大切さを改めて考えられた」「産後は2年という話を聞いて、小規模保育園に通っているお母さんは産後なんだと思った」「悩みが解決できた」「子どものことを一番に考えるという原点にかえることができた」などの感想が寄せられました。
恒例の見学会!!小規模保育園のそれぞれの特長をリアルに見ることができるよい機会だったのではないでしょうか。
ご参加の皆さま、ありがとうございました!!
【報告】『第4弾! なるほど!現場拝見!小規模保育園巡り♪(東京編)』
2017年12月22日
12月の第一日目の金曜日。東京、横浜の同時開催で、4回目の小規模保育園施設見学会《なるほど!現場拝見!小規模保育園巡り》が開催されました。
東京での開催は、去年に続き、2回目の開催となります。
東京の見学会では、見学先の小規模保育園の連携園であり土曜日共同保育も実施している認可園と、新しい団体の運営による小規模保育園を見学先に加え、さらに期待が高まる内容となりました。
◎1園目 認定NPO法人フローレンス「おうち保育園 しののめ」(東京都江東区)
(小規模認可A型 12名)
朝10時、集合場所の辰巳(たつみ)駅に、園見学の期待を胸にした参加者が岩手県、福島県、高知県など全国から集まりました。
今年は、昨年より参加枠を4名増やし、12名の参加者となりました。
3園目の見学先となる「ちゃのま保育園」代表の宮村柚衣さんも集合場所から参加し、参加者と交流しながら歩きます。
集合時間前から参加者同士で会話を交わしたり、名刺交換をする方もいて、見学会で何かを持ち帰ろう!という気合を感じる始まりでした。
辰巳駅を出て、東雲(しののめ)運河を横切る長い橋を渡り、最初の見学園に向かいます。駅からは、徒歩6分ほどです。
1園目は、UR賃貸住宅の公団の2階にある「おうち保育園 しののめ」。
早朝は小雨が降っていたのですが、雨が上がったため、園児がお散歩に出かけた後の室内を見学しました。
園長から園の概要説明を受け、各部屋を写真撮影したり、園長に質問したりしながら施設見学をしました。
◎2園目 認定NPO法人フローレンス「みんなのみらいをつくる保育園 東雲(しののめ)」(東京都江東区)
(認可保育園 54名、「おうち保育園 しののめ」の連携園、土曜日共同保育実施)
「おうち保育園 しののめ」見学後、徒歩で10分ほど先にある「みんなのみらいをつくる保育園 東雲」に移動しました。
「みんなのみらいをつくる保育園 東雲」は、「おうち保育園 しののめ」の連携園であり、土曜共同保育を実施している0~5歳までが対象となる定員54名の園です。
連携園との距離や環境を実際に歩きながら確認しました。
2階に0~2歳児クラス、3階に3~5歳時クラスと2フロアを、園長の案内でそれぞれ見学。
見学後は、会議室に移動し、NPO法人フローレンスの元小規模保育事業部マネージャー中村より、パワーポイントの資料をプロジェクターにて投影しながら、小規模保育の現状や課題などの説明、参加者から事前に確認した質問への回答などがありました。
参加者はお弁当を食べながら中村の説明を聞いた後、3つのグループに分かれ、それぞれグループで質問をする時間となりました。
・園長に園運営を質問するグループ
・3園目の見学先である合同会社はひぷぺぽ代表 宮村柚衣さんに経営について質問するグループ
・中村に開設を質問するグループ
今回、すでに園を開設している参加者が多かったこともあり、園長による園運営を質問するグループに一番人が多く集まりました。
6名以下の小さなグループで、参加者が質疑応答を交わし、濃い内容の交流となりました。
◎3園目「ちゃのま保育園」(東京都墨田区)
(小規模認可 19名)
グループによる質疑応答の後、ミニバスに乗り、墨田区にある「ちゃのま保育園」に向かいます。
バスの中では、合同会社はひぷぺぽ「ちゃのま保育園」代表の宮村柚衣さんの園の紹介と参加者の自己紹介がありました。
バスの座席はくじ引きで決め、今まで話さなかった方と隣り同士になり、それぞれの席で話に花が咲きました。
押上駅から徒歩10分の「ちゃのま保育園」では、お昼寝中の時間だったため、3グループに分けて静かに入室し、すやすや子どもが眠っている中、園の様子を園のスタッフに説明していただきました。
見学していない残りの2グループは、「ちゃのま保育園」の向かいにある「柳島カフェ」でコーヒーや手作りクッキーをいただきながら、宮村柚衣さんとさらに具体的な話題で議論していました。
◎振り返り
3園の見学が全員終わった後、カフェで3グループとも集まり、各自の振り返りを述べてもらいました。
振り返りやアンケートでは、
「色々な園を見学でき、その都度、質問ができた」
「調理の質問で、食材、シフトについて参考になった」
「意見交換の中で他の園の状況、経営内容を知ることができた」
「全国に志を同じとする仲間ができた」
参加者の満足度は高く、より保育を向上しようという意欲が感じられる振り返りでした。
また、「小規模保育を続けるためにも、より危機管理が必要」という意見には、多くの賛同が集まりました。
幹事団体以外で初めて見学先の園となった「ちゃのま保育園」代表の宮村柚衣さんからは、「見学を受けるのは嬉しいチャンスだと思った。開園3年目だから受けることができた。外部の方に見てもらうことで改善点が浮き彫りになった。」と、見学の受入れ側としての学びを熱く語って頂き、お願いした事務局としても大変うれしい振り返りとなりました。
今回の園見学会は、前回と見学園を変更したため、段取りが不足ていた点もあるかと思いますが、参加者の満足度は高く、他の方にも勧めたいという意見が多く集まりました。
また開催した折には、新しい参加者が、より保育の質の向上や開園の手がかりとなる学びを持ち帰られる機会となるよう、取り組んで参ります。
《第四弾!なるほど現場拝見 小規模保育園巡り(横浜編・東京編)》
2017年11月8日
お待たせいたしました。
毎年人気の小規模保育園施設見学会を今年も開催いたします!
昨年に続き、横浜、東京の2箇所で同時開催となります。
当協議会の幹事団体などが運営する小規模保育園にご案内し、施設、子どもたち、スタッフなど、それぞれの特徴を実際にご覧いただく絶好の機会にしたいと考えております。
◎概要
実施日時:12月1日(金) 朝集合、夕方解散予定
見学先:各地域の複数の小規模保育園を予定
定員:横浜18名。東京12名
参加費:会員 1万4千円/一般 2万4千円
(昼食代・税込)
お申込みと同時に協議会にご入会いただくと、会員価格でのご参加が可能です。
※ 横浜、東京でそれぞれ別のイベントとなります。
※ 1団体からのお申込みは2名までとさせていただきます。
◎申し込み受付・詳細内容
《第四弾!なるほど現場拝見 小規模保育園巡り(横浜編)》
http://peatix.com/event/317469
《第四弾!なるほど現場拝見 小規模保育園巡り(東京編)》
http://peatix.com/event/317465
先着順になりますので、お早めにお申し込みください。
申し込みには、Peatix(ピーティックス)のチケット販売システムを使用しています。
そのため、チケット購入時には、Peatixのアカウントが必要となります。
コンビニ/ATMでの支払期限は申込みから3日以内となります。
申込後3日以内に支払いされなかった購入チケットは自動キャンセル扱いとなります。
◎昨年度の様子
【報告】5園を一日で見学!『第3弾! なるほど!現場拝見小規模保育園巡り♪』
http://syokibohoiku.or.jp/2016/12/16/2480/
【報告】要望に応え追加開催『第3弾! なるほど!現場拝見小規模保育園巡り♪(東京編)』
http://syokibohoiku.or.jp/2016/12/19/2482/
【Peatixに関するお問い合わせ】
Peatixコールセンター
0120-777-581 (営業時間: 10:00 ~ 18:00 年末年始、GWを除く)
【開催内容に関するお問い合わせ】
全国小規模保育協議会事務局 お問い合わせ
http://syokibohoiku.or.jp/inq/
【報告】第一回「保育ソーシャルワーク」ケース会議開催
2017年8月7日
7月31日に、記念すべき、NPO法人全国小規模保育協議会による第一回「保育ソーシャルワーク」のケース会議が開催されました。
「保育ソーシャルワーク」ケース会議
このケース会議は、5月の総会で発表された全国小規模保育協議会の5ヵ年計画に基づいたアクションの第一歩です。
駒崎理事長や理事、事務局スタッフが参加し、幹事団体の支援が必要なケースについて実例を報告し、議論を重ねました。
保育園が子どもを預かるだけでなく、どう地域資源をかき集め、親子を支える体制を創るか。
「親子に寄り添える少人数体制」の小規模保育を活用し、課題を抱える親子のソーシャルワークを行っていくモデルを、今年度は生み出していきたいと思います。
【開催報告】第五回通常総会・プレゼン大会&懇親会
2017年5月31日
皆様こんにちは。
5月28日(日)、第五回通常総会、そしてプレゼン大会&懇親会を開催しました。
北は宮城、南は熊本まで、全国から総勢40名の方々にお集まりいただきました。
〇第五回通常総会
通常総会では、昨年度の活動で成果のあった「小規模保育の年齢制限の緩和」や「土曜合同保育の範囲の拡大」等々、政策提言で当協議会が勝ち得てきたものを振り返りました。
また、これからの五か年の計画について駒崎理事長から説明があり、2020年を見据え今後小規模保育協議会がさらに活動を深めていくことを確認しました。
仙台支部からは、支部長であるちびっこひろば保育園の平間さんより、昨年度の活動報告と今年度の活動計画の説明がありました。平間さんからは、「ぜひ、支部を作ってください」という熱いメッセージもいただきました。
〇熊本地震から見えた小規模保育
熊本地震で大きな被害を受けた益城町(ましきまち)にある保育園「すくすく保育園 益城」の園長である吉満勇介さんから、「熊本地震から見えた小規模保育」と題してお話をいただきました。
震災時で保育園が使えなくなった時に、どのようなことが起こったのか、どんな風に動いていく必要があったのか、など貴重な経験について共有していただきました。
〇理事によるパネルディスカッション
「どうする?これからの小規模保育」と題し、理事4名によるパネルディスカッションを行いました。
ディスカッションの中では、今後待機児童解消という文脈を超えて、小規模保育が社会においてどのような役割を担うべきかについて語られました。
会員からの質問や発言も多く出て、熱い議論となりました。
〇プレゼン大会
プレゼン大会では、東京からは、ちゃのま保育園の宮村柚衣さん、大阪からは、株式会社S・S・Mの上野公嗣さんにご登壇いただき、それぞれの法人での取り組みについて発表していただきました。
〇閉会
3時間に渡る会でしたが、どれも有意義な場となり、みなさま笑顔でお開きとなりました。
〇懇親会
夜の懇親会では、理事も各テーブルを周り、会員からの直接の要望を聞ける良い機会となりました。
参加されたみなさま。お忙しい中、委任状を託してくださったみなさま。おかげさまで総会を成立させることができました。今年度も改めてよろしくお願いいたします。
NPO法人全国小規模保育協議会 理事&事務局一同
【報告】要望に応え追加開催『第3弾! なるほど!現場拝見小規模保育園巡り♪(東京編)』
2016年12月19日
今年も受付開始後、数日で満員御礼となった小規模保育園施設見学会《なるほど!現場拝見!小規模保育園巡り》。
満席後も「申し込みできませんか?」という嬉しい問い合わせをいただき、その要望に応えるため、急遽追加で見学会のイベントを開催しました。
電車から積雪した富士山も望める晴天の12月2日(金)。
横浜と同時開催で、東京編の見学会も東京の辰巳(たつみ)駅から9:30にスタートしました。
NPO法人フローレンスが運営する東京の「おうち保育園」3園を回ります。
◎1園目「おうち保育園 しののめ」(東京都江東区)
集合場所の辰巳(たつみ)駅には、「小規模保育の施設をこの目で見よう!」という熱い思いの方々が、岩手、埼玉、千葉、東京から総勢8名集まりました。参加者は、すでに小規模認可保育園を開設されている方、小規模認可以外の保育を運営されている方、小規模認可を知りたいという方など様々でした。
簡単な参加者の自己紹介とスタッフ紹介、見学会についての説明の後、出発!
辰巳駅を出て、東雲(しののめ)運河を横切る橋を渡ります。
川を渡る風に吹かれ、前方にそびえる40階を超えるタワーマンション群に「すごい~」と驚きつつ、住環境を眺めながら園へと歩いて行きます。
1園目は、UR賃貸住宅の公団の2階にある「おうち保育園 しののめ」。
園児は、朝の集まりを終え、お散歩へと出かけるところでした。
参加者は、園児のお出かけとぶつからないよう外廊下につながるベランダ側から園に入り、園児が出かけるまでベランダから入ったすぐの部屋で待ちました。
園長から園の概要説明を受け、園児が出発した後、各部屋を写真撮影したり、園長に質問したりしながら施設見学をしました。
切ったペットボトルを蛇口に付け、園児が手を洗いやすくした洗面所など、園での工夫に驚きの声が漏れていました。
◎2園目「おうち保育園 とよす」(東京都江東区)
「おうち保育園 しののめ」見学後、徒歩で15分ほど先にある「おうち保育園 とよす」に移動しました。参加者がそれぞれ話をしたり、「おうち保育園 とよす」の連携園や良く利用する児童館などを道々見ながらゆっくり歩いて移動しました。
「おうち保育園 とよす」は、豊洲駅から徒歩9分。近代的な都市と江戸下町の伝統を合わせ持つ豊洲にUR都市機構が運営している「豊洲四丁目団地」の1階にあります。
園児がお散歩中だったこともあり、参加者は、施設内で狭いながらも工夫している様子をじっくりと見学しました。
3園の中では、一番コンパクトで住居を利用した雰囲気が味わえる園ですが、道路を挟んで5mほど先にある別の部屋に園の事務所を構えています。
「おうち保育園 とよす」の見学後は、園の事務所に移動し、温かいお茶を飲みながら、NPO法人フローレンス元小規模保育事業部マネージャー、中村ディレクターの説明を聞きました。中村からは、パワーポイントの資料をプロジェクターに投影しながら、小規模保育の課題とNPO法人フローレンスが運営するおうち保育園立ち上げ経緯と現状の説明がありました。
採用や園長などの研修などについて、参加者と質疑応答を重ね中身の濃いやりとりが交わされました。
中村の説明後は、お昼のお弁当を食べながら、とよす園の園長への質問の時間となりました。
参加者に事前にいただいた質問シートを元に、とよす園の園長が現場ならではの具体的な回答をしました。園長からの回答に対して、参加者から新たな質問が上がり、質問が途切れることがありませんでした。
◎3園目「おうち保育園 門前仲町」(東京都江東区)
お昼をいただいた後、「おうち保育園 門前仲町」に移動しました。
「おうち保育園 とよす」からタクシー3台で移動し、埋立地の豊洲から町中の門前仲町に移りました。
門前仲町駅から徒歩8分の「おうち保育園 門前仲町」では、お昼寝中の時間だったため、静かに園の玄関に入り、園長の話を聞きました。
コットで寝入る子どもたちの様子やお昼休憩中のスタッフが小声ながらも楽しく歓談している様子を見学しました。
子ども用の棚などのリフォームについての質問や、棚にある子どものオムツなどが出されてしまい名前がないときの探し方など、どこの保育園でも共通のやり方に見学者が納得する様子が見られました。
◎振り返り
「おうち保育園 門前仲町」見学後は、園から5分ほど歩いた門前仲町駅近くの会議室に場所を移し、お菓子と挽きたてのコーヒーを飲みながら、今回の見学会について、参加者の方同士振り返りを行いました。
「園長のやる気がすばらしい」「質問に丁寧に答えていただけた」「研修が大事だとわかった」「実際の現場を見ることができて参考になった」など、参加者の方は、どなたも見学会でそれぞれの学びを持ち帰ることが出来ました。
準備期間が1ヶ月ほどだったため、不行き届きな点があったかと思いますが、「すでに満席になっていた見学会に参加できて良かった」との声もいただき、好評のうちにお開きとなりました。
事務局の人数は限られているのですが、今後も皆様のお力もお借りしながら、皆様のご期待に応えていけるよう努めていきます。
【報告】5園を一日で見学!『第3弾! なるほど!現場拝見小規模保育園巡り♪』
2016年12月16日
小規模保育施設の現場をみたい。知りたい。という声に応える「貸切バスで巡る小規模保育園見学会」。晴天の中12/2(金)に第三弾を開催しました。
長崎、京都、静岡など遠方の方も含めて18名の方が参加されました。参加される方は、小規模保育園を開園されている方、来年度開園予定の方、また、これから開園を目指す方など様々でした。
◎1、2園目「はぐ@ねすと」「ネストぽぽ」(横浜市瀬谷区)
NPO法人さくらんぼが運営する「はぐ@ねすと」「ネストぽぽ」では、伊藤理事が保育室を案内しながら参加者の質問に答えました。
「はぐ@ねすと」ではマンションの2世帯のベランダ部分をウッドデッキでつなげ広さを確保するという工夫も見られました。
「ネストぽぽ」は、横浜保育室から小規模保育事業に移行した施設です。保育園前に園庭があるのが特徴です。
みなさん、給食室や部屋の作りなどを熱心に見学されていました。
伊藤理事から法人の紹介や施設について説明を聞きました。今後の小規模保育で生き残るには選ばれる施設になることが大切と話していたことが印象的でした。
そして質問タイムでは、第三者評価や法人税についてなど具体的な質問も出て、参加者同士情報を共有していました。
◎3園目は「ぽかぽか保育園」(横浜市南区)
NPO法人WooMoo(うーも)が運営する「ぽかぽか保育園」は、商用施設(米屋だった物件)を改装した、助産院が母体の保育園です。
母乳育児での社会復帰を積極的に支援しています。ちょうど、午睡の時間の訪問でした。今日の給食を取っておいてもらい参加者に食事の量や実際の盛り付けの仕方なども見ていただきました。
お昼は、運営母体のみやした助産院に移動して、ランチを取りながら参加者の交流時間です。
まずは、宮下理事(みやした助産院院長)の小規模保育園と助産院の連携・産前からの支援・助産師と保育士の協働や母子支援・母乳育児などの話をスライドを見ながら聞きました。
宮下理事への質問タイム、その後は全員で自己紹介、助産院の身体に優しい食事、なんとおやつ付き!みんなで昼食を頂きながらのゆったりとした時間でした・・・☆
助産院のメニューは、乳製品と卵を使っていないのに種類豊富でとってもおいしいんです!
バイキング形式でこれは美味しい~!とみんなでワイワイしながら、初対面の参加者同士でも会話が弾み、賑やかなひとときとなりました。柿ドレッシングで味付けした切り干し大根サラダが大好評でした!
◎4、5園目 「大場りとるピッピ」「りとるピッピ」(横浜市青葉区)
NPO法人ピッピ・親子サポートネットが運営する「大場りとるピッピ」は、デイサービスさくら(介護保険事業)と共に一軒家の中で併設されています。木のにおいがいっぱいの素敵な一軒家で、真ん中の部屋には大きなテーブルもあり、そこでは「サロン&まちの台所」として、地域に開かれたプログラムや催し物が行われています。
友澤理事から、スライドを使って日々の様子の紹介がありました。デイサービスの利用者と園児の交流がとても微笑ましかったです。法人内の事業の説明や施設の特徴の話もありました。
「りとるピッピ」では、マンションの2世帯を壁の工事でつなげています。子ども達の元気で可愛い声が響いていました♪
◎振り返り
最後は1日の振り返りタイム。参加者が一人ずつ感想を話し、参加者からの質問には、友澤理事が答えていきました。
参加者からは、「各施設の特徴がよくわかった。」「母乳育児や親支援の大切さを改めて考えられた」「自分たちが小規模保育の価値を上げていくことが大事なんだ」「悩みが解決できた」「子どものことを一番に考えるという原点にかえることができた」などの感想が寄せられました。
恒例の見学会!!NPO法人運営の小規模保育園とひとことで言っても様々で、それぞれの特長をリアルに見ることができるよい機会だったのではないでしょうか。
ご参加の皆さま、ありがとうございました!!