こんにちは。東京チャプターメンバーのNPO法人フローレンス中村です。
2023年3月に、令和5年度の東京都の予算案が発表されました。予算案の発表を受けて、
2023年3月14日の東京チャプター定例会にて、国の予算案に続き、東京都の保育関連予算の勉強会を実施しました。
ファシリテーターは1月同様、東京チャプター長の齋藤祐善さん、ちゃのま保育園・宮村柚衣さん、ゲストスピーカーとして、NPO法人フローレンスで政策提言を行っている岡野優華さんを招き、それぞれの注目施策について話し合いました。
今回の「オンライン勉強会」は、主に東京エリアの会員のみなさま、約20名にご参加いただきました。
国の予算には、全国小規模保育協議会が提言してきた「みんなの保育園」構想が「保育所の空き定員等を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業【新規】」として盛り込まれましたが、今回、東京都の予算にも同様の事業が盛り込まれています。
令和5年度(2023年度)東京都予算案の概要 主要な施策 P49
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/01/27/documents/29_04.pdf
国のモデル事業に手をあげていない自治体であっても、これから東京都の事業に手をあげる可能性があります。会員同士で情報交換を行いながら、施策の動向をチェックしていきたいところです。
東京都の2022年4月の待機児童数は過去最少の300名。東京都のような都市部でも待機児童解消が見えてきています。東京都独自の「保育サービス推進事業」も活用し、在園児のみならず地域のご家庭の子育てに伴走することが求められているように感じます。小規模認可保育所ならではの、地域に根差した細やかな活動を大切に、より地域に開いていく方法を考え実行することが必要です。
2023年6月には、東京都の予算を元に、各基礎自治体の予算が発表されます。国、東京都、各基礎自治体の繋がりを認識し、政策提言の必要性を改めて感じる良い機会となりました。
お忙しい中ご参加くださった会員のみなさま、ありがとうございました。2023年度の東京チャプター活動に参加したい方は、是非ご連絡をお待ちしています。
2023年1月に実施した勉強会の様子はこちら。
文責:全国小規模保育協議会事務局 中村