全国小規模保育協議会について

「子育てと仕事が両立でき、子どもが社会全体でよりよく育てられる」社会をつくるため、また待機児童問題の解決策として小規模保育を実施している団体・法人が協働し、小規模保育の拡大、充実・発展をめざすため、2012年7月に活動を開始しました。

ビジョン

子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会

ミッション

  • 日本において、地域おやこ園の広がりを牽引する
  • 全国の小規模保育の質を高め、課題に直面する親子に寄り添える小規模保育を実現する
  • おやこ支援に関わる人々が隔てなく繋がり、助けあうコミュニティを創造する
  • 地域おやこ園を実践し、現場から得た知識と洞察に基づき、課題を生み出す、人々の意識や制度を変えていく

活動の概要

子どもの最善の利益と施設運営に適切な制度整備を目指す政策提言活動

・内閣府子ども・子育て会議 (駒崎理事が就任)
・東京都子供・子育て会議 (駒崎理事が2016年まで就任)
・全国の基礎自治体を対象とした小規模保育事業に関するアンケート調査

小規模保育をより良い制度にするため、小規模保育事業者の生の声を国へ届けるため、会員より寄せられた意見を内閣府子ども・子育て会議や東京都子供・子育て会議にて意見書として提出し、数多くの政策提言をおこなっています。 新制度で新たに導入された施設長加算や障害児加算などが活動の成果として挙げられます。

小規模保育の普及活動に関する事業

・会員向けメーリングリストで各種情報の共有

・小規模保育事業のミニ相談会、見学会、ワークショップの開催(会員以外も対象予定)
・幹事団体施設を中心とした施設見学(会員対象)、施設見学会(会員以外も対象予定)
・東京都保育士等キャリアアップ研修の開催

出版事業

・「小規模保育白書」の刊行 小規模保育の成り立ちや、2015年度からの新制度と今後の課題、保護者や自治体のアンケート調査結果なども掲載。
小規模保育について大事なことをハンディにまとめました。現在は販売を終了しております。

小規模保育事業専用の団体保険創設運営事業

・2015年4月創設。園児向け傷害保険と施設賠償責任保険がセットになっています。 団体保険の詳細は保険についてをご覧ください。

団体資料

・定款・事業報告書等の法人情報:
「内閣府NPO法人ポータルサイト」特定非営利活動法人 全国小規模保育協議会

・定款はこちら

・団体概要はこちら

役員紹介



理事長 中陳 亮太
認定NPO法人おれんじハウス 理事長

認定NPO法人おれんじハウス理事長。妻との夜な夜な保育談義から、画一的な集団保育による子どもの育ちに危機感を持ち自分たちでやろうと決意。 2013年4月「NPO法人等を活用した横浜市家庭的保育事業」としておれんじハウス西戸部保育園を開設。以降、小規模保育事業、企業主導型保育事業、産前産後ヘルパー等在宅支援事業を運営中。 その他、未就園児がいるご家庭のセーフティネットとなるべく無料一時預かりや子育て相談会、こども食堂などを実践中。 また、医療的ケアが必要な息子が保育園入園を断られ続けた実体験から、医療的ケア児が普通に保育園に入れる社会を目指して看護師支援チームを組織。あわせて2019年、子ども専門の「おれんじハウスこども訪問看護ステーション」事業を立ち上げ運営中。


副理事長 上野 公嗣
BABY JOB株式会社 代表取締役

1978年生まれ、ユニ・チャーム株式会社を経て、2012年株式会社S・S・Mを設立。 大阪市で定員5名の家庭的保育から始まり、地域型保育事業を中心に全国で45園を運営する中、2015年保育士と保育所を支援する事業を開始。2018年BABY JOB株式会社を設立し、日本初の紙おむつとおしりふきが保育施設で使い放題となるサービス「手ぶら登園」 を展開、導入施設は全国47都道府県5000施設以上、また台湾でも利用されている。現在、保育園探しをよりスマートにするサービス、「えんさがそっ♪」も開始し「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現を目指す。保育士、幼稚園教諭、一男一女の父。
一般社団法人こどもDX推進協会理事。あたらしい保育イニシアチブ2024副実行委員長。
2020年第1回日本子育て支援大賞受賞。第14回キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」受賞。 武庫川女子大学臨床教育学研究科卒業。大阪総合保育大学博士課程在籍中。


理事 駒崎 弘樹
認定NPO法人フローレンスグループ 会長

1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、「地域の力によって病児保育問題を解決し、子育てと仕事を両立できる社会をつくりたい」と考え、2004年に NPO法人フローレンスを設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを首都圏で開始、共働きやひとり親の子育て家庭をサポートする。2010年からは待機児童問題の解決のため、空き住戸を使った「おうち保育園」を展開し、政府の待機児童対策政策に採用される。 2012年、一般財団法人日本病児保育協会 、NPO法人全国小規模保育協議会を設立、理事長に就任。 内閣府「新しい公共」専門調査会推進委員、内閣官房「社会保障改革に関する集中検討会議」委員などを歴任。 現在、厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長、こども家庭庁「子ども・子育て支援等分科会」委員を務める。著書に『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』(筑摩書房)『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『働き方革命』(ちくま新書)、『社会を変えるお金の使い方』(英治出版)等。 一男一女の父であり、こどもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。


理事 大木 俊則
株式会社ちゃいるどらんど 代表取締役

1958年生まれ。理系の大学卒業後、サブゼネコンに24年間勤め、都市土木のインフラ整備に携わり、その後老人介護施設、保育所などの施設営業担当として経験を積みました。「子どもたちが自ら学び、安心して友だちと楽しく過ごす」そんな保育園をつくりたいと2004年に認可外保育園をオープンしました。その後働きながら通信教育で学校に通い、児童学修士、幼稚園教諭専修免許を取得、現在は、仙台市内に認定こども園3園、小規模保育事業3園、企業主導型保育事業1園、そして多様化の一環として児童発達支援、放課後デイサービス、保育所等訪問事業所、相談支援事業所を開設しました。障害を持った子どもたちの理解を深め、そして、子どもたちのやりたい思いを保障し、「ヒト」とのかかわり、「モノ」づくりの楽しさを共感できる、そんな保育園を目指します。


理事 大塚 早織
一般社団法人アップビートインターナショナルスクール 代表理事
AXIA Education株式会社 代表取締役

国際バカロレア教育(IB)初等教育(PYP)認定校”UPBEAT International School”創設者。2006年Preschool開園。2016年小学部(定員180名)開校。2018年4月企業主導型保育事業UPBEAT International School天白校(160名)開校。2019年IBPYP認定取得。2022年3月企業主導型保育事業UPBEAT International School名駅校(106名)開校。IBAJ(国際バカロレア教育機構Association of Japan)、TISA(東海インターナショナル協会)、名古屋民間保育連盟会員。法人内にて、2015年小規模保育事業アクシアキッズ園開園。2020年自治体英語活動事業英語教師派遣開始。グループにUPBEAT B&G Club自治体登録学童を3施設運営。


理事 齋藤 祐善
学校法人 正和学園 理事長

1973 年生まれ。 幼稚園事務長、保育園園長、町田市議会議員などを経て 学校法人正和学園理事長に就任。(正和学園創立より85年。4代目)2児(双子)の父。現在ほかに、社会福祉法人芳美会理事長、全国認定こども園協会理事、全国小規模保育協議会理事(東京チャプタ―長)、社会福祉連携推進法人あたらしい保育イニシアチブ理事、 児童発達支援研究機構理事、 一般社団法人こどもDX推進協会顧問 他。
運営している保育施設類型 幼保連携型認定こども園、認可保育所、小規模保育所、企業主導型保育所、送迎保育所、インターナショナルスクール。15名定員~400名定員まで大小さまざまな施設を運営。
「新たな時代の保育」を求めて試行錯誤の日々。仲間を募集中。


理事 橋本 浩一
株式会社リアリノ 代表取締役

大学卒業後、大手旅行会社で長年勤めた後、大手保育事業会社と縁があり、全国12都道府県で50か所以上の認可保育園と、全国38都道府県で250か所以上の事業所内保育園の新規開設・運営管理を行う。その経験から待機児童問題の解決と、保育園経営が抱える課題を把握し、その課題を解決するために役立てるのではと考え、2017年4月株式会社リアリノを設立。 「日本の未来を担うすべてのこどもが幸せを感じ続けながら育つことができる社会に導く」をミッションに掲げ、全国の認可保育園や認定こども園、企業主導型保育園等の保育園経営・運営コンサル事業を展開。現在、仙台・大阪・京都・神戸を中心に小規模保育園と企業主導型保育園を7園、児童発達支援・放課後等デイサービスの2事業を運営。


理事 村上 有美
株式会社リンクス 代表取締役

1988年生まれ。大阪市北区にて認可外保育園に自身の子どもを預けて育児と仕事を両立していた。後に当時の運営者から運営継続ができない事を知り「待機児童が多い時代の中で自分ができることは何か」と思い2012年に事業を承継。保護者から運営者となり24時間保育園を運営した。2014年には初めての小規模保育園「フェアリールーム天六園」を開設。自身も独学で勉強し保育士資格を取得した。 大阪府内にて小規模保育園5か所、企業主導型保育園1カ所を運営。2023年には創業時の地域にて中規模認可保育園を開園。「子どもたちに関わる全ての人たちの笑顔をつないでいく」を思いに子育て世代と地域をつなぐハブとしての地域親子園を目指している。 2023年連携推進法人理事就任、新しい保育イニシアチブ実行委員着任。


監事
吉村 祐一 若林 智子