【東京チャプター活動報告】小規模保育園の経営者が語る取り組み・開設秘話①
こんにちは。東京チャプターの宮村です。
東京チャプターでは、東京都の小規模保育の充実発展をめざし、相互交流、調査研究、研修や、行政への政策提言を行っています。
それぞれが抱えている問題を共有し、解決の糸口を見つけるための場所となるべく、小規模保育園経営者・運営者を対象にした交流会を定期的に開催。全国で小規模保育園を経営するゲストスピーカーをお招きし、各小規模保育園の取り組みや開設秘話をお話いただいています。
今回より4回にわたり、東京チャプターに寄せられた会員園での取り組みを紹介していきます!
第一回は学校法人 正和学園(東京・町田)の取り組みです。
◇ ◇ ◇
H30年版「子ども白書」には、自然体験、友だちとの遊び、地域活動の重要性が報告されています。正和学園が大切にしているのはまさに自然体験、遊びを通した学び、地域活動です。子どもたちに自己肯定感を高めてもらうことを大切にし、どのように保育の主語を「子ども自身」にしていくかということを主軸にして、保育を組み立てていきたいと模索しています。
正和学園が運営する小規模保育施設「つながりづくり保育園」は、3つの園がそれぞれ隣接していて、法規上はそれぞれ別の園ですが、3園で1つの園を構成しているような感じです。3園併設は、日本初なのではないかと思っています。名前も分けず、つながりづくり保育園「α」「β」「for STAFF」と名付け、3園とも同じ建物の中に存在しています。
小規模園では、自然の中で1、2歳の子どもたちが、砂だらけ泥だらけで遊んでいます。近隣の公園なども利用し、子どもたちが自分自身で感じる時間を大切に、友だち同士でいろいろな協働をしていくということに重きをおいて取り組んでいます。
近年、送迎専用の保育園を開設しました。プレキンダーと一時保育をくっつけて送迎のみを行う保育園、在園児が0名の保育園ということで、7名からスタートしています。市から受託され、小規模保育の園児が3歳になるときに他の園に連れて行くということでスムーズに持ち上がりができるメリットもあります。
現在は提携している郊外の空きがある保育園12園に、現在30人ぐらいのお子さんを連れて行っていて、事業者さんからもご好評をいただいています。コロナの影響で多少苦戦していますが、申込書はひっきりなしという状況で、保護者が自然豊かなところでの遊びを求めていると肌で感じているところです。
街ぐるみの保育の取り組みとしては、小規模保育の施設をいくつかつくり、コミュニティ化してつないでいく「つながり保育プロジェクト」を行っています。
「各園が単体で閉じないようにしよう」という方針のもと、小規模保育園7カ所と企業主導型保育1箇所を合わせた8カ所を有機的なコミュニティとしてつなぎながらの運営にチャレンジしています。
サービスの受給者と提供者の垣根をなくす試みも行っていて、クラウドファンディングによる寄付を原資として「シェア保育園」を開設、現在は2年目に入ったところです。シェアリングの発想を保育領域に当てはめていくことは時に難しい面もありますが、だいぶ地域に溶け込んできたかなと思っています。「うちの土地も保育園にしてほしい」というようなオファーの声も上がり、まさに地域活動の賜物だなとうれしく思っています。
【園情報】
学校法人 正和学園
https://seiwagakuen.ed.jp/
【調査結果】新型コロナウイルス感染問題下での小規模保育事業の実態調査(横浜チャプター)
こんにちは。横浜チャプターの新原(しんばる)です。
横浜チャプターでは、このコロナ禍において、
小規模保育事業での保育、利用者の状況、また小規模保育事業が直面する課題など
実態を把握するために横浜市内の小規模保育事業に対しアンケートを実施しました。
他園の状況が気になるテーマだったこともあり、全体の6割近い園から回答を頂きました。(115/200園)
アンケートから見えてきた状況としては、
登園自粛期間に長時間の子どもとの過ごし方に困っている保護者が多かったことや、
保育士が軽い体調不良でも休ませなければならないため職員配置に困っている園が多かったことが分かりました。
また、コロナの影響による退園が2割を超える園で起きており、
認可保育所と比べ小規模保育事業は、より不安定な働き方の保護者が多い
という状況も見えてきました。
この結果をもとに、横浜市の子ども子育て支援制度がより良くなるよう
制度提案も行なっています。
回答:115園(57%)
※の項目は、複数回答可・上位項目のみ記載
1.緊急事態宣言発令時と現在の利用状況の変化について
1)利用率実績【1日の平均利用人数÷定員】(注)土曜日除く
2)利用自粛の市の通知が出された際、どのように対応されましたか?※
・市の通知は参考程度で各家庭の保育必要度による対応:78
・市の通知記載の職業要件に当てはまる家庭のみ預り:30
・原則休園:0
3)コロナの影響による預り状況の変化について※
・登園自粛要請解除後も利用日数・時間の変更があった:58
・変化なし:43
・契約者・予定者の退園があった:25
上記3)で退園ありの場合の人数
・1名:16
・2名:8
・3名:1
上記3)で退園ありの場合の理由※
・新型コロナウイルスへの感染を懸念し、自宅で保育するため:11(育休延長、就職延期を含む)
・保護者の離職・退職のため:5
2.保護者対応
1)保護者の働き方の変化はありましたか?※
・在宅勤務の保護者が増えた:90
・変化なし:20
・離職した保護者がいる:15
2)気になったこと・受けた相談の内容※
・職業要件に該当しないが保育必要、在宅勤務だけど預けたい:92
・長期間、長時間の子どもとの過ごし方が分からない:31
・職が見つからない不安・職を失う不安を感じている:28
3)保護者へのサポートは、今後、何が重要だと思いますか?※
・孤育て家庭が増えると想定されるため、園が相談相手となったり、
地域の子育て仲間とのつながりを作る場を提供する体制の強化:67
・子どもの育ちや生活に関わる不安:56
・求職期間の延長:41
3.園として利用自粛期間に取り組んだことはありますか? ※
・手紙・園便りなどを頻繁に発信した:89
・電話による個人面談:50
・内部研修に力を入れた:43
4.感染予防対策について
1) 感染予防対策として取り組んでいることを以下の中から選んでください。(衛生対応)※
手指消毒の強化:114
検温の強化:113
玩具、環境の消毒回数増:110
2) 感染予防対策として取り組んでいることを以下の中から選んでください。(運営での対応)※
・行事やプールの中止、縮小:97
・入口(玄関)外での受け入れ、送り出し:87
・午睡時のソーシャルディスタンス(布団の間隔をあける):74
5.園運営で困った(ている)ことは何ですか?※
・登園自粛ルールなどを保護者に理解してもらうのが困難だった:54
・感染予防対策における経費の増加:38
・特別有給休暇など職員の待遇:34
6.その他の課題や横浜市に求める対応などについて
1)判断に悩んだり、直面した課題があれば教えてください。(自由記述式)※
・感染予防対策:18
・保育士の労働環境・体調:7
・保育内容・保育体制:7
・情報提供の在り方:4
・感染(濃厚接触)判明時の開所の判断等:3
2)第2波、第3波に向けて横浜市として対応してほしいことや、
その他ご意見があればお書きください。(自由記述式)※
・保護者に対する市からの情報発信:24
・家庭保育・総合窓口・バックアップ:12
・感染予防のための環境・備品の支援:8
・保育園運営(開所、閉所、開所時間、施設、職員配置):7
・職員の処遇改善~手当等:6
・緊急時の柔軟な人員配置対応を可能に:4
・保育園等での感染発生事案に関する情報提供:4
・保育者のPCR検査の実施:3
・保育料減免:3
・保育園での感染発生→閉所となった場合の、緊急受け入れ園:1
・保護者の相談窓口の設置:1
東京支部 東京都議会各会派巡りレポート【後編】
こんにちは。全国小規模保育協議会 東京支部広報担当の小林と申します。今回は2020年2月7日に行われた、東京支部の有志による、東京都議会各会派巡りのレポート【後編】をお届けします。
▼会派巡りレポート【前編】はこちら
http://syokibohoiku.or.jp/2020/05/18/4440/
今回提言を行った「要望書」は、協議会の活動と設立総会のワークショップにおいて、参加者全員で出し合った困り事を元に作成したものです。協議会メンバーみんなの思いを乗せて、当日は下記のスケジュールで各会派を巡りました。
①都民ファーストの会 東京都議団
②東京みらい
③東京都議会 自由民主党
④都議会 立憲民主党・民主クラブ
⑤日本共産党 東京都議会議員団
⑥都議会 生活者ネットワーク
⑦都議会 公明党
①都民ファーストの会 東京都議団
最初は、都民ファーストの会から会派巡りをスタート。副政調会長の木下ふみこ議員と、たきぐち学(がく)議員がご対応くださいました。
私自身、都議会議事堂に入るのは初めてで、また最初の会派訪問ということもあり、ピリッとした場の空気に飲まれて、話題についていくだけでも精一杯の状態でした。
小規模保育を取り巻く課題はこういうものがある、それに対してこんな要望をしたい、というあくまで「要望書」の説明と提出がメインなので、ガチガチな議論の場になるといった雰囲気はありません。その分、今回ご登場される議員様方のご対応はみなとても誠実で、熱心に耳を傾けてくださっていたことが印象的でした。
②東京みらい
次に訪れたのは、東京みらい。幹事長のおくざわ高広議員にご対応いただきました。
メンバーを代表して提言をしてくださっていた東京支部長の齋藤祐善さんとは旧知の仲のようで、お話はときに真面目に、ときに朗らかな雰囲気で対話が進みました。
③東京都議会自由民主党
続いて訪れたのは、自民党です。ご対応してくださったのは、自由民主党政務調査会の峯尾始参事でした。
要望書のプレゼンテーションが、非常に真面目な面持ちの中、ゆっくりと進んでいきます。
また対話の内容もこれまでと少し異なり、東京都ではこれは検討できそうだ、これは制度上難しそうだなど、具体的な対応の話題が多かったことが印象に残りました。
④都議会立憲民主党・民主クラブ
続いて訪れたのは、立憲民主党・民主クラブ。政務調査会の仙波拓也事務局長がご対応くださいました。
さすがに会派巡りも4か所目となると、プレゼンテーションもよりスムーズに進行していきます。そうした中で、今回一番とも思える正統派の「質疑応答」が交わされていたことが、とても印象深い対話でした。
⑤日本共産党東京都議会議員団
さて、会派巡りもいよいよ佳境。5つ目となる訪問先は、日本共産党です。ご対応くださったのは、藤田りょうこ議員と、事務局の窪田大二郎さん。
藤田議員は、ご自身も3人のお子様を持つ母であることもあってか、終始暖かくも真剣な眼差しで耳を傾けてくださいました。
⑥都議会生活者ネットワーク
こちらはご担当者の都合もあり、要望書を窓口にご提出するのみとなりました。
⑦都議会公明党
そして会派巡りの最後に訪れたのは、公明党でした。政調会長の高倉良生議員、東京都本部幹事長の小磯善彦議員がご対応くださいました。
東京支部長の齋藤祐善さんと、両議員の方々はこちらもまた旧知の仲のようで、序盤から歓待ムードの中、この日最後の熱いプレゼンテーションが始まりました。もちろん課題や要望の話に入れば、表情は真剣そのもの。深く相槌を打ちながら、憂いを分かち合うように対話が進んでいきました。
全体を振り返って、各会派のみなさまは、もれなく熱心にこちらの話に耳を傾けてくださっていたことが印象的でした。一方で、東京都の対応をその場で即答できない事情も察せられ、今回はあくまでご要望を伺うという姿勢も共通と言えます。個人的には、ここからが第一歩という実感が深まった印象でした。
お忙しい中、ご対応くださった会派の方々、議員の方々に心より感謝申し上げます。近い未来、また進展がありましたら追ってレポートをさせていただきます。
今回参加された有志メンバーのみなさまも、大変お疲れさまでした。
東京支部 東京都議会各会派巡りレポート【前編】
こんにちは。全国小規模保育協議会 東京支部広報担当の小林と申します。
今回は2020年2月7日に行われた、東京支部の有志による、東京都議会各会派巡りのレポートを全2回にわたってお届けいたします。
今回、会派巡りに集まったのは、東京支部長の齋藤祐善さん、正光寺保育園の髙橋寿光さん、つながり保育園まちだ施設長の大西正子さん、名古屋からご参加のUPBEAT International School代表・大塚早織さん、ちゃのま保育園・宮村柚衣さんの計5名。いずれも小規模保育(0-3歳未満児を対象とした、定員が6人以上19人以下の少人数で行う保育)の運営・経営を行う会員メンバーです。
協議会では、事前に行ったワークショップにおいて、参加者全員で出し合った小規模保育を取り巻く困り事を元に「要望書」を作成。その中で、小規模保育所が直面する制度的課題を、大きく分けて4つ取り上げました。
①施設長が「保育士」として働けない。
②小規模保育に適したキャリアアップ研修がない。
③保育士の宿舎借り上げ制度(家賃補助)が不安定すぎる。
④小規模保育を「東京都」が応援できる仕組みがない。
①施設長が「保育士」として働けない。
小規模保育園では、子どもの数が少ないため、保育士も少人数で運営することが基本となります。ギリギリの人数で回すには、当然シフト組みもシビアとなり、1人1人の負担や責任が大きく、保育士が事故や急病等で出勤できない事態にも対応が困難になってしまいます。
そうした中で、保育士の資格を持つ施設長が一保育士としてシフトに入れば、現場の負担は大きく減るはずなのですが、現状はそれができません。施設長が保育士として少しでも現場に入ってしまうと、管理者設置加算(保育士とは別に管理者を配置すると受けられる報酬)が適用されず、年間600万円以上の減収となってしまうためです。
こうした現状の制度を、保育士の急病時や、子どもが少ない時間帯だけでもせめて緩和してほしいというのが、①の課題に対する要望です。
②小規模保育に適したキャリアアップ研修がない。
保育士は、国の制度により創設された「キャリアアップ研修」を受けることで、処遇改善加算(保育士の賃金向上を目的とした報酬)を受給する資格が得られます。
最大4万円が支給されるこの制度は、公定価格上の賃金が低い保育士の給与底上げに大きく貢献する仕組みですが、問題はその内容です。保育士は、障害保育、食育、保護者支援、マネージメントなど、合計8つの専門分野から自分の役職に応じて研修を受けることができますが、これらは大規模保育園向けに設定された分野であり、職員の数や設備に差がある小規模保育所では、せっかく学んだ知識やノウハウが活かせないことも多いそうです。
貴重な時間を割いて研修を受けるのですから、できれば現場で実践できる学びを得たいもの。各分野、研修内容を絞り、小規模向けに特化した内容にできないかというのが、②の課題に対する要望。
③保育士の宿舎借り上げ制度(家賃補助)が不安定すぎる。
東京都では、保育士不足の解消に向けて、遠方からも志望者を呼び入れやすくするため、各市区町村とともに宿舎借り上げ制度を設定し、毎月上限82,000円を家賃の全額または一部として補助しています。
一方で、この制度は現状2021年3月までという期限が設けられてており、かつ地域によっては制度廃止の検討が毎年発せられるなど、決して安定的な制度とは言えない状況です。また、市区町村によって運用ルールにバラツキがあり、小規模保育所の保育士が除外されていたり、また別の地域では保育士以外にも適用範囲が広げられたりとまちまち。
生活の基礎となる「住居」に関するこの制度は、保育士が長期的に安心して働ける環境を守るために、もはや不可欠なもの。ついては制度の安定的な継続と、ルールや適用範囲の明確化ができないかというのが、③の課題に対する要望。
④小規模保育を「東京都」が応援できる仕組みがない。
保育士を取り巻く環境や制度の細かな設定は、基本的に市区町村がそれぞれ抱える待機児童の数や、予算、その他の地域課題に対する優先度などを考慮して行われています。よって自治体との協議の場は、形式的には開かれていると言えるかもしれません。反面、自治体を挟む形で東京都や国との協議の場は、間接的に遠くなってしまうという見方もできるのではと思います。
最後の要望は、そうした政策協議の場を、市区町村だけでなく、東京都とも積極的に設けられるようできないか、というもの。今回の会派巡りでは、これら4つの課題を整理し、それぞれに対する要望を「要望書」にまとめ、提言することがミッションでした。
【前編】では、どんな切り口で、何を提言したのかを誰もがわかりやすいように、具体的な課題と要望をまとめさせていただきました。次回【後編】では、各会派との話し合いの様子を、写真つきでレポートいたします。
次回もよろしくお願いいたします。
【開催報告】関西連絡会「新型コロナウイルス等における園としての保護者対応」「小規模保育園における対保護者、対職員のリスクコミュニケーション」についての勉強会開催致しました!
事務局の大山です。
2020年4月25日(土)に関西連絡会で開催されました、掛札逸美先生による
「新型コロナウイルス等における園としての保護者対応」
「小規模保育園における対保護者、対職員のリスクコミュニケーショ ン」についての勉強会についてご報告させて頂きます。
今回の勉強会は新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、zoomというアプリを使用したオンライン開催と致しました。
予想をはるかに上回る100名以上の方々がご参加下さり、皆様の関心の高さを実感致しました。
*保育園で1番命が奪われる可能性が高いのは誤嚥窒息
・目の前で見ていても窒息する
・1歳児が一番怖い
・そしゃくが上手くできないが、食事が固形物になるため
・0歳・1歳 突然泣き出して、急に息を吸い込む
・気道内除去しても取り出せないことが多い
・顔が血の気がなくなったら救急車をすぐ呼ぶ
・アナフィラキシーか窒息かの判断は救急車を呼んだ後にする
*コロナの「価値」と「リスク」の天秤
「価値」 と 「リスク」は変化する
• 20年前、10年前、5年前の、価値とリスクのバランスのまま で考えていたら、今の保育運営はできない
• 保護者が変わり、保育をとりまく状況が変わり、子どもが変 わり、地球環境も変わり…。価値とリスクのバランスは、昨 年とすら異なる
• 20年前以前、園が「よかれ」と思ってしたことで子どもに重 大な結果が起きても…? 今は?(裁判、書類送検、検証等)
• 変化は嘆くべきこと? いいえ、園の価値とリスクを明確に 保護者に伝え、できないことは「できない」と言い、「どうしま すか?」と保護者に問える時代になっただけ。一人よがりな 「よかれ」は通用しないのだから、する必要もない
・「価値」と「リスク」の天秤は?
・園が負うべき責任範囲は?
・開園は園の責任か? ・保護者が負うべき責任範囲は?
・社会(国、自治体)が負うべき責任範囲は?
…これらの線引きをもとに、自園の次の行動、保護者とのかかわりをつくることができる
自治体により対応が違うため答えは出せない。
保育園 特別措置法では学校と並んで閉めることを勧められる施設だが、
ただ必須な職業(Essential Worker)のお子さんを預からないといけない。
保育士も必須な職業だから、コロナで命を懸けないといけなくなった。
保育士も必須な職業だから、看護師と同じで、危険手当を要求しないと辞めてしまう。
今は緊張しているが、GW明けに辞める可能性ある。
保育士が感染して絶対に謝ってはいけない。
保育士の責任ではない。
連休明け感染リスクが高い。
都市部から地方へ帰省した後の都心部、感染者増える。
保護者に「連休明けは感染リスク高くなるのでよく考えて預けて下さい」と伝える。
今はケガしても簡単に受診できない。だからと言って保育園でケガを0にはできない。
保護者にリスクを考えてもらう。
など掛札先生から日常の保育におけるリスクやコロナウィルスに関する保護者対応など沢山学ぶことができました。
たくさんの質問にも熱い想いで答えて下さり、参加者の皆様の安心につながったと感じております。
今後もこのような勉強会を開催して参ります。
ご参加下さった皆様ありがとうございました!
【4月25日(土)開催!】関西連絡会「新型コロナウイルス等における園としての保護者対応」「小規模保育園における対保護者、対職員のリスクコミュニケーション」
関西連絡会から勉強会のお知らせです。
リスクマネジメントの分野でご活躍の掛札逸美先生をお招きして、
「新型コロナウイルス等における園としての保護者対応」
「小規模保育園における対保護者、対職員のリスクコミュニケーショ ン」
についてお話して頂きます。
当日はオンライン研修(生配信、録画なし)となっておりますので
皆様どうぞふるってご参加下さい。
〈開催概要〉
研修日時 :令和2年4月25日(土)13時から15時
研修会場: キャリアステーション 渋谷パインビル7階
東京都渋谷区渋谷3−11−2 渋谷本校
研修テーマ 「新型コロナウイルス等における園としての保護者対応」
「小規模保育園における対保護者、対職員のリスクコミュニケーション」
※オンライン研修(生配信、録画なし)と致します。
受講者 :全国小規模保育協議会会員、準会員、賛助会員
地域型保育事業所・企業主導型保育園に従事する園長及び職員
参加費:無料
※事前申し込みは必要ありません。
事前にzoomのダウンロードをお願い致します。
パソコン
スマホ
iPhoneの方はこちらをタップ:https://itunes.apple.com/us/app/id546505307
Androidの方はこちらをタップ:https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings
〈講師プロフィール〉
掛札逸美氏
心理学博士(社会/健康心理学)。専門は安全と傷害予防の心理学、コミュニケーションの心理学。行動変容学(意識だけではなく、人間の行動を変えていくことをゴールとする分野)。
2008年6月から2013年3月まで、(独)産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防工学研究チームにて特別研究員として勤務。
2013年4月、特定非営利活動法人(NPО法人)NPO法人 保育の安全研究・教育センター設立。
日本保育園保健協議会専門委員(心理)
所属学会は、日本保育学会、日本小児保健協会、日本子ども学会、日本健康心理学会。
「平成27年度 教育・保育施設等の事故防止のためのガイドライン等に関する調査研究事業検討委員会」委員
「千葉県社会福祉審議会児童福祉専門分科会施設部会 保育に係る重大事故検証委員会」委員長(2016年12月26日~2017年8月31日。)
▼お問い合わせはこちら
ooyama.suno★ssmother.com
担当:大山宛
※★を@にしてお送りください。
【開催報告】東海連絡会「小規模保育園バス見学会」を開催しました!
東海連絡会の大山です。2020年2月15日(土)に名古屋で開催された小規模保育園バス見学会についてご報告させて頂きます。
今回のバス見学会には沖縄や千葉から訪れた会員や、名古屋の幼児教育に携わる大学職員の方々を含め総勢21名が集まりました。
移動のバスの中では、園の特色や質疑応答などが行われ、あっという間に最初の見学園「ALL4KIDS徳川園」に到着。
ALL4KIDSでは外国人スタッフが日々子ども達と触れ合っており、ワールドワイドな考え方や遊び、生活に触れながら異文化、異言語を自然と取り入れ理解できる基礎を培っているそうです。実際に外国人スタッフと子ども達がふれあう姿も見ることができました。
2件目は「もんもの丘保育室」へ。
もんもの丘保育室では、流れる日課や育児担当制を取り入れており、それぞれ違う子ども一人ひとりの生活リズムに合わせる保育を行っているそうです。
手作りおもちゃもたくさんあり、皆さん熱心にご覧になっていました。
3件目は「ファミリーズ みどり黒石園」。
閑静な住宅街の中にある保育園です。一軒家をリノベーションしており、とてもアットホームな雰囲気の園でした。
様々な経験をいろんな年齢の友達と。生活習慣はもちろん、体力づくりと、個性・知性を磨く場所を目指しているそうです。
お待ちかねのランチタイム
UPBEAT International School 天白校にて
メインはガパオライス!
チキンやサラダ、デザートにはプリンも。とても美味しくいただきました!
食事の後は自己紹介タイム。とてもなごやかに親睦を深めました。
お腹も心もいっぱいになったところで、4件目の「ほしの子愛児園」へ向かいます。
ほしの子愛児園は、子どもを預けるところがなく困っている保護者のために託児所からスタートしました。
アットホームな暖かい雰囲気の中で保護者や地域の皆様、ほしの子愛児園のスタッフが心を合わせ、子ども達が「ほしの子は楽しい」と思える保育を目指しているそうです。
参加者から「小規模保育の事が知れて良かった」「様々な園を見ることができた」「たくさんの方々と交流する時間があって良かった」など様々な感想を頂きました。
ご参加くださった皆様、園見学会にご協力くださった皆様、ありがとうございました。
【参加受付中】2月15日(土)東海連絡会バス見学会 名古屋で初開催!
2020年1月27日
小規模保育施設の現場を見たい・知りたい!という声に応える「貸切バスで巡る小規模保育園見学会」。関東や関西で好評を博したバス見学会を、2月15日(土)に名古屋にて初開催いたします!
今回のバス見学会では、名古屋の小規模保育4園をめぐる予定です。
①ALL4KIDS チャイルドケア 徳川園
オーストラリアの保育を導入。環境外国人スタッフを配置し、英語と日本語を織り交ぜた環境を提供。
https://swift-japan.com/facility_tokugawa.html
②もんもの丘保育室(特別参加)
NPO法人コダーイセンターが運営。わらべうたの勉強会や公開保育を実施している。
https://nagoyakodalycenter.nagoya/#a008
③ファミリーズ みどり黒石園
月齢に合わせて、さまざまなキッズ・アクティビティを行っています。
https://www.2nd-school.jp/
④ほしの子愛児園
託児所として平成23年に開所し、平成27年より小規模認可保育所を運営。
http://hoshinoko-a.jp/
<開催概要>
日 時 2020年2月15日(土)
開催場所 名古屋駅~市内小規模保育園へ移動(途中昼食交流会)~名古屋駅
参 費 <施設長・代表者>5,000円(税込) <保育士・その他>3,000円(税込)
定 員 20人(先着)
主 催 全国小規模保育協議会 東海連絡会
<一日の流れ(予定)>
9:00 名古屋駅集合 バス乗車
9:30 ALL4KIDS チャイルドケア 徳川園 到着 見学 30分
10:00 出発
10:30 もんもの丘保育室 到着 見学30分11:00 出発
11:30 ファミリーズ みどり黒石園 到着見学 30分
12:00 出発
12:10 昼食会場 UPBEAT International School 天白校 到着
12:15 昼食交流会& 見学振り返り(30分)
13:30 会場出発
14:00 ほしの子愛児園 到着 見学 30分14:30 出発
15:00 名古屋駅着 解散 <園見学に関するご注意>
はじめに施設担当より園内ツアー及び説明を行います。10分ほどの説明の後に、15分ほどフリーで園を見学していただきます。
写真撮影の可否については当日各園担当者よりご案内させて頂きます。保育者への直接の質問はご遠慮ください。
<お申し込み締切>2月14日(金)15:00
※満席になり次第、締め切らせていただきます。
▼お申し込みはこちらから
https://forms.gle/fquhGAGq5tJWZsk18 皆さまのご参加をお待ちしております!
【開催報告】関西連絡会 勉強会「0~2歳児の発達と手遊び・体遊び講座」
2019年12月13日
東海連絡会 大山です。2019年12月7日(土)に開催された、関西連絡会勉強会「0~2歳児の発達と手遊び・体遊び講座」についてご報告させて頂きます。
講師の居森梨枝子先生は、保育士・幼稚園教諭・調理師・臨床発達心理士の資格を持ち、保健センターでの健診や療育相談、両親学級の実施、園の巡回指導等を行っています。電話での育児相談にも10年ほど携わっており、お母さん達の子育ての不安など生の声を聞かせて下さいました。
0歳児~2歳児の発達をしっかり理解することで保育の質があがる事例として、「グー・チョキ・パー」の手遊びを例にとり、0~1歳児にとってはチョキは難しいので「グー・パー」で手遊びすることなど沢山の事例紹介も。子供の段階に合わせていくことの大切さを学ぶことができました。
最後に居森先生から、「小規模保育は子供達にとってもすべての先生の顔がわかる良さがあり、保育士は子供一人一人としっかりかかわれる良さがあるので、子供達をいっぱいかわいがって、たくさんスキンシップをとってあげて下さい」とメッセージがありました。
参加者からの質問にも丁寧に答えて下さり、参加者一人一人の気づきにつながる勉強会になりました。参加者の皆様、ありがとうございました。